そのダイエット大丈夫?「フレイル」「サルコペニア」「ロコモティブシンドローム」とはどんな病気?

ダイエット

近年注目されてきたこの3つの言葉はご存じですか?

基本的には65歳以上になった際に少しずつ実感していくものとなります。

しかし、ダイエットと言って栄養不足の状態を若いうちから繰り返していると

少しずつ生活に大きな支障が出てくるかもしれません。

近年よく耳にするようになってきた

  • フレイル
  • サルコペニア
  • ロコモティブシンドローム

この3つについて解説していきたいと思います。

低栄養については以前に解説していますのでそちらをご参照ください。

大丈夫?欠食ダイエットによる最大のデメリット、低栄養の危険性

https://eiyou-yakuzai.work/archives/168

身体機能が低下した状態「フレイル」

フレイルとは、加齢や生活習慣が原因で身体的な機能が低下した状態のことを指しています。

フレイルという疾患名があるわけではなく、

筋力が低下して思うように体を動かしづらくなった状態のことです。

フレイルとは、介護が必要な状態ではないけれど、

健康な状態ともいえないという位置づけです。

一般的には65歳以上の高齢者がフレイルな状態になることが多いのですが、

慢性的な運動不足や栄養不足が原因で、

若年層でもフレイルな状態になってしまうことはあります。

フレイルには、身体的なものに加え、社会的、精神的な側面もあります。

一つの症状だけが独立して起こることもありますが、

多くの場合には複数の側面が相互作用し、

筋力低下に加えて判断力が鈍ったり、

うつ病を発症すると言った精神的な疾患を引き起こすこともあります。

また、社会的に孤立して孤独を感じる人が増えることもまた、フレイルの側面です。

身体的なフレイルが進行すると「サルコペニア」

サルコペニアは、筋肉減弱症と呼ばれることもある疾患で、

筋肉量が低下することによって全身の身体機能も低下してしまうという病気です。

加齢によって起こりやすい疾患ですが、

慢性的な運動不足や栄養不足の状態が続くなど、

生活習慣が原因で起こることもあります。

ある日突然サルコペニアが発症するというわけではなく、

加齢に伴って少しずつ筋量が低下し、進行するとサルコペニアだと診断されるのが一般的です。

サルコペニアが進行すると、全身の筋肉がどんどん低下してしまい、

最終的には介護が必要な状態になることがあります。

一般的には痩せている人の方が太っている人よりも発症しやすい傾向にあるものの、

太っている人でもかかることはあります。

運動器官が低下すると「ロコモティブシンドローム」

運動器官とは体を動かす際に必要となる器官で、

骨や関節、筋肉、椎間板や軟骨などが該当します。

これらの器官のうちいずれかの機能が低下すると、

日常生活の中で体を動かしづらくなってしまいます。

サルコペニアと同様に、ロコモティブシンドロームもある日突然発症するものではなく、

生活習慣や運動習慣、また加齢などの原因で少しずつ症状が進行します。

次のことに該当する人は注意が必要です。

  1. 家の中でつまづくことが多くなってきた
  2. 階段を上る際に手すりが必要になってきた
  3. 片足で立つのが難しいなど思い当たる節がある人

現在の生活習慣を続けていると、将来的には介護が必要となる可能性が高くなります。

まとめ

本日は、低栄養から発展する3つの病気について解説してきました。

  • ・フレイルは身体的機能の低下
  • ・サルコペニアは筋肉減少
  • ・ロコモティブシンドロームは運動器官の低下

です。

この3つに当てはまるものは

  1. 加齢により進行するもの
  2. 体の栄養状態により進行するもの

という2点になります。

加齢による進行というのも

歳を取れば食が細くなる

結果、低栄養になりがち。

という点からです。

若いころからダイエットなどで低栄養になっていたら

すでに体内は65歳以上。そんな事もあるかもしれません。

外見は確かに大切だと思います。

しかし、外見だけを重視してしまった結果

内面がボロボロになってしまっていたら残念ですよね。

外と内の両方を綺麗に健康であるためにもしっかりと食べていきましょう!

いっぱい食べられるのって幸せですからね笑

ただ、食べ過ぎは注意してくださいね!

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