みなさん、『ひじき』は食べられていますか?
昔から「薄毛に効果的だ!」や「カルシウムが豊富」などと言われています。
少量でも体に必要な栄養素を豊富に含んでいるのがこの『ひじき』なのです。
今日は主役にはなれないが、栄養価は主役級
栄養界の隠れたヒーロー『ひじき』について解説していきます。
そもそも『ひじき』って何者??
ひじきは、褐藻類ホンダワラ科ホンダワラ属の海藻です。
北海道南部から九州に至るまで、波が荒い海辺で収穫することができます。とても広い範囲で収穫されています。
小枝部分だけを収穫したものを芽ひじきと呼び、茎の長い部分を含めたものを長ひじきと呼びます。
春先に収穫されますが、それ以降は葉が硬くなってしまうため、ほとんどが乾物として販売されています。
その味と香り、そして調理のしやすさから、煮物などの料理によく使われています。
ひじきの栄養価
ひじき1食分(水戻し前7g)のエネルギー量は約10kcalとカロリーが低く、そのうえ栄養価が非常に優れた食品として重宝されています。
食物繊維
ひじきには食物繊維が豊富に含まれており、低カロリーでお腹いっぱいになるだけでなく、その食物繊維が循環器系の余分なコレステロールを除去し、体内のグルコースとインスリンのレベルのバランスを整えてくれます。また、消化管の蠕動運動も活発にしてくれるので、消化管からの栄養の摂取量を増やし、便秘を解消するのにも役立ちます。
食物繊維はダイエットにも重要になってきます。
詳しくはこちらをご参照ください。
腸内をキレイに!食物繊維に隠されたダイエット効果!
https://eiyou-yakuzai.work/archives/149
ヨウ素
ひじきの代表的な栄養分の1つであるヨウ素は、普段の食生活ではあまり意識することはありませんが、健康を維持し、体の機能を正常に保つためには欠かせない栄養素です。また、内分泌系で最も重要な役割を果たす甲状腺に直接作用するため、ホルモンの調整やバランスに大きな役割を果たします。
ヨウ素の過剰摂取は危険ですが、ほとんどの人はヨウ素を十分に摂取できていないので、そこまで過剰摂取を心配する必要はないかもしれません。
鉄分
ひじきに含まれる鉄分は「鉄分の王様」とも呼ばれるほどで、鉄分の含有量が最も多いとされる鶏レバーの5倍にもなる品種もあります。つまり、ひじきを1週間の食生活にルーティーンとして取り入れることで、貧血の予防が簡単にできるということです。体内の鉄分濃度が高いと、赤血球の数が増え、四肢への酸素供給量が増え、エネルギーレベルが向上します。
ミネラル
ほかにも、ひじきは骨の健康を改善する上でも役立ちます。年を取ると体力が落ちて、骨の健康にも気を配る必要が出てきます。しかし、食事から適切なミネラルを摂取できれば、骨粗鬆症を予防することができます。その点で、ひじきに含まれるカルシウムは、最も優れた栄養源のひとつと言われる牛乳よりも、はるかに多く含まれています。
また、マグネシウムが豊富に含まれているので、快眠にも良いとされています。マグネシウムは、リラックスやストレス解消を促す特定のホルモンの生成を促し、安眠を促す効果があることが長年知られています。寝不足が続いている時には、是非ひじきを思い出して夕食に取り入れてみてはいかがでしょうか。
いつまでも元気でいたいと願う人にとって、簡単にミネラルを摂取できるひじきは、ぜひ食事のメニューに定期的に取り入れたいおかずの1つです。
ミネラルに関して以前こちらで解説しておりますので、よければ参考にしてください。
ミネラルとは?意外と知られていないその働き
https://eiyou-yakuzai.work/archives/516
ひじきの調理方法
乾燥ひじきは、水または沸騰したお湯で簡単に戻すことができるので、様々な料理に活用しやすい食材といえます。
味が淡泊で、他の食材の味を邪魔しませんので、煮物だけではなく、スープやシチュー、炒め物やサラダなど、さまざまな料理に使うことができます。
ひじきの調理方法ですが、基本的には乾燥したひじきを水に浸して元の状態に戻します。時間にすると約20~30分となります。その日の気温などにより多少前後します。
戻したひじきの重さは、元の重さの約8倍になりますので、戻す量に気を付けてください。
早く戻したい場合は、鍋に水と乾燥ひじきを入れて中火にかけ、沸騰する直前に火を止めて、数分放置します。そのあと、ザル等で砂が混じらないようにひじきをすくって水気を切れば準備完了です。
あとは、大豆やにんじんなど好みの具材と一緒に、だし汁やしょうゆ、砂糖などで煮るだけで、簡単に煮ひじきが出来ます。
ひじきはサラダにしても美味しくいただけますし、個人的におススメなのは炊き込みご飯の具です。
栄養満点のひじき、人間が動くために絶対に必要不可欠な栄養素である、糖質を同時に効率よく摂取できるからです。
このように料理に取り入れやすく、栄養素も高いひじき。ぜひ毎週のメニューに加えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
本日は、栄養価界の隠れたヒーロー『ひじき』について解説していきました。
どうですか?すごい食材でしょ?
最後にひじきの栄養価について再度まとめておきますね。
- ・食物繊維
- ・カルシウム
- ・マグネシウム
- ・鉄
- ・ヨウ素
貧血気味であったり、睡眠の質が悪い人は一度『ひじき』を食生活に取り入れてみてください。即効性はないですが、続けていくと体調に良い変化がみられるはずです!
今回はこちらで以上となります。ご不明点などございましたらお気軽にコメントを残していってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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