卵1日1個までというのは過去の言葉。最新の結果で分かる卵を食べる重要性について解説。

栄養

みなさん、卵は食べていますか?

卵は無数に存在する食材の中でも基礎的なもので世界中で食べられています。

野菜と魚がメインの日本料理においても、卵は昔から愛されてきた食材で、たくさんの調理法があります。

そして、味だけでなく栄養面でも優れているという点においても、卵は愛されているのです。

しかし、どんな食材でも同じことが言えますが、いくら良いものでも食べ過ぎは良くありません。

そのため、日本では「卵は一日一個までにするということが言われてきました。

果たして一日一個というのは正しいのか。

本日はこのことについて解説していきます。

卵が一日一個までと言われだした経緯

まずはじめに、なぜこうした話になったかというとについて解説いたします。

一番の理由は卵に含まれているコレステロールの量が関係しています。

特に日本では1970年代において、生活習慣病の問題が指摘されるようになりました。

その結果、コレステロールの摂り過ぎには注意が促されるようになりました。

実際、厚生労働省はコレステロールは1日当たり女性では600㎎、男性では750㎎を基準とするようにという指針を定め公表していました。

そして卵のコレステロールは1個当たり300㎎あります。

こうしたことから、他の食事の中身も考えると、

卵は一日一個までとした方が健康的である

という考えが広まったのです。

しかし、これは1970年代の研究結果によるものです。

技術の進化とともに、このような研究も新しいものがでてきます。

確かに、この研究がなされていた時代においては、科学的に正しいと見られる内容です。

しかし、研究が進むにつれてこの考えは変化していきます。

大きな変化が訪れたのは2015年です。

この年厚生労働省が出した「日本人の食事摂取基準」の表では

なんとコレステロールの摂取量の上限が撤廃されています。

というのも

コレステロールが多く含まれている食品をたくさん食べても血液中のコレステロール値には関係ない

という研究が数多く発表されたためです。

そのため、コレステロールの上限値設定

つまりは「卵は一日一個まで」という考えには

科学的な根拠はないとされたわけです。

こうして見ると、もちろん異常なほどの食べ過ぎは卵に限らず悪影響を及ぼす可能性が高いですが

少なくとも一日一個までと制限する必要はないことが分かります。

そのため、卵はコレステロール値を増やすのでできるだけ控えた方が良い

という考えは捨てた方が良いことになります。

毎日卵を食べることによって病気になりにくくなる!?

コレステロール値が高くなると、血管の梗塞を引き起こすリスクが高くなります。

特に心臓や脳血管の障害を持っている人、糖尿病を患っている人はコントロールが必要となります。

しかし、卵を食べるということについて言うと

毎日1個くらいの卵を食べ続けることは、逆にこうした病気のリスクを下げることが分かっています。

特に心臓発作や脳卒中については、実証調査が行われています。

卵を毎日食べる人は、ほとんど食べないという人と比較すると、

脳卒中リスクが26%、脳卒中での死亡リスクは28%も下がっていることが明らかになっています。

また、2型糖尿病の人を対象とした研究もおこなわれています。

それによると、やはり卵を毎日食べてもコレステロール値、そして血糖値にも影響を与えず、糖尿病の症状を進行させる恐れはないということが分かっています。

むしろ、実験に参加した人の血液を分析してみると、糖尿病リスクを下げる物質が増加しているという結果が出ています。

と言うのも、卵に含まれているコリンやカロテノイドといった脂質成分は、抗酸化作用をもたらしたりインスリン抵抗性を下げたりする働きがあるからだとされています。

卵にはたくさんの栄養素が含まれていますので、毎日食べても問題はありません。

また、健康な人であれば1日に1個以上食べても、コレステロール値が上昇するなどの問題を引き起こす心配をしなくても良いです。

糖尿病や脳、心臓に不安を抱えている人であれば、1日1個程度の摂取であれば大丈夫ですし、むしろ良い食習慣を持つために役立ちます。

もちろん、人によって違いはありますので、持病をお持ちの方は食生活を管理することは引き続き重要なことです。

まとめ

本日は昔から言われている『たまごは一日何個まで議論』について解説していきました。

卵が一日一個まで。というのは過去の研究結果によるものであり

近年の研究では個数制限はありません。

しかし、どの食材にも言えますが

限度を超えた摂取は控えてください。

例えば、一日で卵を100個食べてみた。や

毎日卵10個以上食べているなどです。

逆に、『卵なんて全然食べない。』という人は

是非、毎日一個は卵を食べるようにしてみましょう。

卵というのは、ビタミンC、食物繊維以外のすべての栄養素を含んでいる

完全栄養食と言われています。

一日の食事に卵を一つ組み入れるだけであなたの食事における栄養素バランスというのは向上します。

栄養素バランスの向上はあなたの健康に直結するので是非とも卵を食べてみてください。

また、ダイエットをしている人は偏った栄養になりがちなので、卵を絶対に取り入れてくださいね。

この記事とは関係ないですが、ダイエットでお困りの方はこちらをご覧ください。

痩せる為にはまず腸内環境から!からだの内側を綺麗にして見た目も綺麗になりましょう!

https://eiyou-yakuzai.work/archives/82

あ、大丈夫だとは思いますが

今日は卵の良い点についていくつかお話しましたが

卵というのはアレルギーを持っている方が多いです。

卵アレルギーの方は卵の摂取は控えてくださいね。

小さな事からコツコツと変えていき、少しでもみなさんの健康のお手伝いが出来たらよいなと思っていますので、疑問点などございましたら、コメント欄にて教えてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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