夏は暑く、冬は寒い。
そんな季節感が最近薄まりつつなってますね。
急に寒くなったり、温かくなったり
近年は寒暖差が激しくなってきていますよね。
この寒暖差によって風邪をひく人は多くなってきています。
今日は風邪をひいてしまった時
一日でも早く治すのならどのような食事をすればよいのか。
ということについて解説していきます。
一つ注意してほしいのは
薬は全くの無駄。と言っているわけではありません。
辛い症状を抑える為に薬というのは非常に大切なので
対症療法として薬は使ってください。
風邪をひいたらどうすればいいの?
風邪を引いてしまったときには以下の三点が非常に大切です。
- 安静にして休息をとること
- 栄養をしっかりとること
- 体を温めること
食欲がないからといって何も食べずに一日ベッドで横になっているのはよくありませんし
かといって食欲がないのに無理に食べるのは難しいものです。
それだけに風邪のときには栄養バランスを意識するのはもちろん
食べやすさなども意識した上で食事が求められます。
どのような食材がよいのか?
風邪の時に必要な栄養素は次のものです
- 糖質
- タンパク質
- ビタミン
それぞれについて解説していきます。
糖質の必要性
これは、以前にも糖質の必要性というところで解説しましたが
一番効率よくエネルギーになるからです。
以前の記事はこちらから。
ダイエットに糖質制限は必要?不必要?
https://eiyou-yakuzai.work/archives/71
風邪をひいていると
体内ではウイルスに対抗してエネルギーが使われています。
そんな時にエネルギー源となる糖質を不足させてしまうと
ウイルスと戦う力が少なくなってしまい
結果として風邪が長引く、もしくは悪化するということになります。
固形物が食べるのが辛かったら「おかゆ」「雑炊」
など食べやすい形にして糖質を摂取できるようにしましょう。
またこれらの形は消化しやすいので、胃腸に負担がかからないといったメリットもあります。
栄養面が気になる場合には、ゴマやおかか、梅干しなどを加えて食べるのもおすすめです。
タンパク質の必要性
タンパク質というのは体を作っているものです。
また新陳代謝を高めてくれる栄養素でもあるので
弱っている体には必須なものとなります。
そして、タンパク質というのは分解されるとアミノ酸になります。
体で作られない必須アミノ酸は別で摂取する必要性がありますが
このアミノ酸は疲労回復効果があります。
風邪のウイルスと戦うにあたって
このたんぱく質というのも非常に大切になってきます。
ビタミンの必要性
最後はビタミンです。
ビタミンには多くの種類がありますが
そのなかでも
ビタミンA
ビタミンB1
ビタミンC
これら3つは風邪を治す為にとくに必要といえるでしょう。
それぞれについて説明いたします。
ビタミンA
働き:皮膚や粘膜の健康を守る。
喉、鼻、消化器などの粘膜を正常に保ち、感染や乾燥を防ぐ働きがあります。
風邪をひいていると粘膜が傷つきやすかったり
口呼吸が増えてしまい喉など乾燥しやすかったりします。
その対策としてビタミンAの摂取が必要となってきます。
おススメ食材
人参、カボチャなどの緑黄色野菜
ウナギ、レバー
ビタミンB1
働き:糖質の代謝をサポートしてくれる。
先ほど、糖質というのは大切。という事をお伝えいたしましたが
糖質だけではエネルギーとして活躍してくれません。
その時に必要になってくるのが
このビタミンB1という栄養素です。
糖質からエネルギーに変換する際の酵素の働きを助けてくれるので
効率よくエネルギーの確保ができます。
結果、ウイルスと戦うエネルギーが得やすくなります。
おススメ食材
豚肉、大豆、ウナギ
ビタミンC
働き:ウイルスに対する抵抗力を高める
ビタミンCは免疫細胞を活性化させます。
それにより白血球の機能を助けてくれるという効果が得られます。
白血球というのは、体内に入ったウイルス、細菌を退治してくれるハンターです。
その働きを支えてあげることにより風邪に対する抵抗力をつけられます。
おススメ食材
ブロッコリー、カリフラワー、赤ピーマン
キウイフルーツ、いちご、柿などフルーツ全般
風邪をひいた時の食事に困ったらコレ!
おかゆ、雑炊
前述した通り、糖質を摂取しやすい形になっております。
温かいものを食べる事で体を温める効果もあります。
困ったらまずこの二つを食べるようにしましょう。
お味噌汁
食欲がない、または喉が腫れて痛いときには固形物を食べるのがなかなか難しい面もあります。
そんなときにはお味噌汁で栄養補給を図ってみましょう。
飲みやすいうえに栄養もしっかり摂取することもできますし
体を内面から温める効果も期待できます。
お味噌汁には当然お味噌が含まれているのですが
これにはアミノ酸が豊富に含まれています。
それも体内では合成することができない必須アミノ酸が9種類も含まれていますから、
体調不良の際の栄養補給の選択肢として非常に理想的なのです。
休息をとって体力を回復し、免疫力を高めるためにもエネルギー源が欠かせません。
そんなときにもアミノ酸は理想的な栄養素です。
まずお粥で栄養を補給しつつ、食欲が少し出てきたらお味噌汁も加える
というのがおすすめです。
お味噌汁のなかに野菜を加えるとさらに栄養効果がアップするでしょう。
野菜を温めて柔らかくした状態なら、固形物を口にしにくい環境でも食べやすいはずです。
ヨーグルトやゼリー
喉が痛くてお粥を食べるのが難しい
味噌汁などの少し味の濃いものも食べたくない。
そんな時は、食べるとスッとして気持ちよく食べられる
ヨーグルトやゼリーがおススメです。
普段は食事というよりもデザートのイメージが強いこれらの食品ですが
栄養価という点でも非常に優れているほか
喉が腫れて痛くても食べやすいメリットがあります。
ヨーグルトの場合、腸内環境を改善する効果で免疫力を回復するのに役立ちますし
排便を促して老廃物を排出させることで風邪からの回復を早める効果も期待できるでしょう。
水分補給
最重要なものを最後に書かせていただきました。
風邪を引いて寝込んでいるときには汗で水分が失われやすくなります。
適度に水分を補給しておかないと
回復どころか体調がますます悪化してしまう恐れさえあります。
現在ではミネラルウォーターやスポーツドリンクなど栄養補給の点で優れた飲料もありますから
アミノ酸が含まれているスポーツドリンク
ビタミン、ミネラルが含まれている健康飲料などを
水分補給の選択肢として取り入れてみるのもよいでしょう。
体調が悪い時にはアップルジュースやオレンジジュースが飲みやすいのでおすすめです。
ただし、嗜好品としての面が強いジュースではなく
あくまで風邪対策の一環としての面を忘れないようにしましょう。
ある程度回復してきて食欲も出てきたら
おかゆや雑炊など消化の良いものから食べていきましょう。
まず水分をしっかり補給すること
そのうえで体の回復を促すような栄養補給を心がける。
これが風邪の時の食事における基本中の基本です。
まとめ
風邪の時に大切な事は以下の三点です。
- 安静にして休息をとること
- 栄養をしっかりとること
- 体を温めること
体内ではウイルスと免疫細胞が戦ってくれています。
免疫細胞を支えるためにも
栄養をしっかりとって
体を温めて
安静にしておきましょう。
今回いろいろな食材、食事をお伝えしましたが
作るのが大変、買いに行くのが大変
という時もあるでしょう。
最後の最後で本当におススメする風邪の時の最強の味方をお伝えいたします。
それは・・・・・・・
甘酒です!!!
甘酒にはブドウ糖、オリゴ糖などの糖質
アミノ酸も豊富に含まれており
ビタミンB群も入っています!
そうです!今日お伝えした大切な栄養素のほとんどが甘酒には入っているのです。
さらに生姜を加えてあげることにより
体を芯から温めることができます。
風邪をひいて食欲もない。
作る気力もない。
そんな時はぜひ甘酒を飲んで体を温めてみてください!
きっとあなたの力になってくれますよ!
これからもコロナウィルスや風邪などが流行りやすい季節ではありますが
風邪をひかないように免疫力を高めて
もしひいてしまっても体内でしっかり戦えるようにしておきましょう。
それでは、また。
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