冷え性を改善する為の食事方法とは?

栄養

冷え性でお困りの方多いですよね。

私の周りでも冷え性で手先足先がめちゃくちゃ冷たくて困っている

って悩みをもっている友人が多くいています。

冷え性は、文字通り体が冷えている状態です。

ですから手足などの末端を中心に温めれば改善することができるわけですが、もともとの体が冷えた状態が続いていると、単に温めるだけでは一時的な効果に留まってしまう恐れがあります。

どうして体の内面が冷えているのか、その原因をしっかり把握したうえで外から体を温めつつ、内面を温める対策を心がけていくことが必要になってきます。

そのためにも食事からのアプローチがとても重要です。

本日は、冷え性の原因を理解し、その対策を食事からどうしていくのか

という事について解説していきます。

冷え性の原因と対策とは?

まずどうして体が冷えてしまうのか?

それは以下の理由が考えられます。

  1. 血行不良
  2. 栄養バランスの乱れ

血行不良

原因として考えられるのは、まず女性に多い血行不良です。

ストレスや運動不足、ホルモンバランスの乱れによる自律神経の乱れなども関わっていますが、食事の観点からみると鉄分の不足が気になります。

鉄分は血液中で酸素や栄養を全身に届ける役割を担っており、それが不足していると貧血や冷え性の原因となります。

血行不良を対策するには?

末端が冷えやすい人や疲労や体のだるさに悩まされている方は、鉄分を意識的に摂取してみましょう。

鉄分はレバーや赤身肉、赤身魚、貝類などに多く含まれています。

またビタミンCと併せて摂取すると体内への吸収率がよくなるので、意識してみるとよいでしょう。ビタミンCは柑橘類や野菜類、イモ類に含まれています。

貧血対策ではもうひとつ、ヘモグロビンの原材料になる銅も摂取していきたいです。

銅が含まれている魚介類、レバー、大豆も食生活に取り入れてみましょう。

注意したいのは鉄分の吸収を妨げてしまう食材・栄養分もあることです。

例えば健康に良いことで注目されている緑茶や紅茶に含まれているタンニンは、鉄と結合することで吸収を妨げてしまいますし、消化をよくする不溶性の食物繊維は鉄分の排出を促してしまいます。

もちろんこれらの成分・食材の摂取を控えるのではなく、鉄分と一緒に摂取するのを控えるようにしましょう。

ミネラルについてはこちらでも解説しております。よければこちらも読んでみてください。

ミネラルとは?意外と知られていないその働き

https://eiyou-yakuzai.work/archives/516

食事、栄養バランスの乱れ

血行不良・貧血とともに注意したいのが、栄養バランスの乱れです。

先述したビタミンCをはじめ、健康維持に必要な栄養分が不足していることで冷え性になってしまっている可能性があります。

食事、栄養バランスの乱れとは具体的に?

例えばエネルギーの源、筋肉の原材料でもあるたんぱく質。

エネルギーの源となる際に熱が生み出されるため、不足すると体が冷えやすくなると考えられています。

それから食事で摂取したタンパク質がエネルギーに代謝される働きをサポートするビタミンB1。これは疲労回復効果も期待できるので、疲れがたまりやすい方にとくにおすすめです。

なお、身体の老化が血行不良や自律神経の不調、エネルギー不足をもたらし、冷え性の原因になることもあります。老化を防ぎ、血液の健康を保つビタミンEなども積極的に摂取したいところです。

栄養についてはこちらで解説しております。それぞれ大切な要素がありますのでこちらもぜひ読んでみてください!

栄養の基礎を学ぼう~三大栄養素・五大栄養素とは~

https://eiyou-yakuzai.work/archives/403

冷え性に効くのは栄養素だけではない!

こうした冷え性の予防・改善に役立つ栄養分の摂取を心がけるほか、調理方法や食べ方も意識してみましょう。

温かい物を食べて内面から温める

食材も温かい状態で食べたほうが体の内面を温めやすくなります。

煮物や炒めもの、蒸し物といった加熱した料理を中心に毎日の献立を組み立ててみましょう。

香辛料を上手く使おう!

また唐辛子や生姜など「辛い」食べ物には血管を拡張させて血行を促す働きがあります。

あまり刺激が強すぎるものばかり食べるのには注意が必要ですが、ほどよい範囲内でこれらの辛味を取り入れて体を温めてみるのもよい方法です。

食事の際はしっかり噛もう!

そして現代人が忘れがちな食事の基本、「よく噛んで食べる」を意識して実践してみましょう。

よく噛んで食べることで食後の代謝量が増加し(食事誘発性熱産生と言います)、食事の後に体が温まった状態を長く維持できるようになります。

もちろん、よく噛んで食べることで食材が消化・吸収されやすい状態にすることができるので、摂取した栄養素の効果が得られやすいメリットも期待できるでしょう。

まとめ

本日は冷え性の原因とその対策について解説しました。

まず大切なのは、自分の冷え性の原因をある程度把握したうえで、どんな食材、調理方法が相応しいのかを確認して、自分なりに適切な食生活を組み立ててみましょう。

体の内面から温めることができれば、暖房や衣服で体を温めているのに体の芯が冷えてガタガタ震えている、といった悩みを和らげていくことができるはずです。

対策としては、

  1. 血流をよくする食事をする。
  2. いろんな栄養素を摂取し、栄養のバランスをとる。
  3. 温かい物を食べる、香辛料を使うなど食べ方調理方法を工夫する 

すぐに改善するということはないと思いますが

体の内側から変えていってあげると冷え性も少しずつ改善していきます。

大切な事は、継続する力です。

今日から行えばその分結果は早く表れます。

いきなり変えなくてもいいので一歩ずつ進んでいきましょう!

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コメント

  1. ルナ より:

    鉄分を取ったり、香辛料で温めたりというのは知っていましたが、食事の時によく噛むことも冷え取りにつながるのですね!
    時間がないとうっかり早食いになってしまいますが、できるだけきちんと噛むようにしたいと思います。

    • TN TN より:

      ルナさん、いつもコメントありがとうございます。
      噛むというのは非常に大切な行動で、唾液の分泌を促し口腔内を清潔に保ったり
      顎や顔などの筋肉を使うことで表情豊かになったり、また大脳の働きを活性化させるといった報告もあがっています。
      このように冷え性だけでなく人間の健康をサポートしてくれているのが噛むという行動でもある
      しっかり噛むのを意識するのは大切な事ですね!

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